ものを見るとき、目の水晶体という部分の厚みが変化してピントが調整されます。水晶体の厚みを変化させるのは、その周りにある毛様体筋と呼ばれる筋肉です。遠くを見るときは、筋肉が緩みます。逆に、本やゲームなど近くのものを見る時には、毛様体筋が緊張します。さらにスマートフォンなどの本よりも近いものを見ると、毛様体筋はさらに緊張します。日常生活では、毛様体筋が緩むことが少なく、緊張状態が続いていることがおおいです。このため、毛様体筋に大きな負担がかかり、疲れ目の症状が出てきます。
眼精疲労がデスクワークなどで長時間パソコンを使用している方や、テレビ、スマートフォン、ゲームや読書などで目を酷使する方に多く見受けられるのは、このような理由があるからです。
軽い目の疲れであれば、睡眠などで目を休めることで改善が期待されますが、目を休めても目の疲れや痛みなどの症状が残る場合は「眼精疲労」が疑われます。
・目の奥が痛い ・目がかすむ ・目の疲れを感じる
・まぶたが痙攣する ・目が乾いている ・涙がよく出る
・ひどい肩コリや頭痛に悩んでいる ・吐き気がある
などの自覚症状がある方は目が疲れています。